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谷崎潤一郎を読む


谷崎潤一郎の作品世界の特徴を一言で言い表せば、女性賛美ということになろう。処女作の「刺青」から代表作の「細雪」を経て、最晩年の「瘋癲老人日記」にいたるまで、それは一貫している。その女性賛美は、恐らく幼年時代の母親への固着に根差し、また谷崎の内面におけるサディズムへの傾向がそれを助長したのだと思われる。そうした女性賛美、あるいは女性崇拝と言えるような自分の気持ちを、谷崎独特のねっとりとした文章で、まとわりつくような情念を込めて描き出している。こんなにも情念的な作家は、世界の文学史を俯瞰しても、谷崎潤一郎の右に出る者はないだろう。

谷崎潤一郎初期の短編小説
谷崎潤一郎自己を語る:「神童」と「異端者の悲しみ」
母を恋ふる記:谷崎潤一郎の母親像
痴人の愛
一人称と性的言語:痴人の愛
もつれる愛の糸:谷崎の「卍」
蓼食ふ蟲と卍の共通性
吉野葛:谷崎潤一郎の世界
盲目物語:谷崎潤一郎の女性崇拝
芦刈:谷崎潤一郎の世界
春琴抄:谷崎潤一郎の世界
細雪:谷崎潤一郎の世界
少将滋幹の母:谷崎潤一郎の古典趣味と母恋
エロスの遊戯:谷崎潤一郎「鍵」
瘋癲老人日記:谷崎潤一郎を読む

谷崎潤一郎の永井荷風論
谷崎潤一郎の「日本的恋愛」論
谷崎潤一郎の関西観
谷崎潤一郎の陰翳礼讃
月と狂言師:谷崎潤一郎の能楽趣味
痴呆の芸術:谷崎潤一郎の義太夫批判
谷崎潤一郎の疎開日記(その一)
谷崎潤一郎の疎開日記(その二)

永井荷風の谷崎潤一郎論
谷崎の細君譲渡事件:瀬戸内寂聴「つれなかりせばなかなかに」
谷崎潤一郎はマゾヒストだったか

    

  
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