日本語と日本文化
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日本の民衆芸能:語り物


日本の民衆芸能の主流を担ったのは語り物である。語り物はすでに鎌倉時代に盲目の琵琶法師による平家語りという形で成立していたが、室町時代に入ると太平記のハイライトを語って聞かせる太平記読みが普及した。その後、ササラの音に合わせて語る説経節が流行し、また、語りに合わせて舞いを取り入れた幸若舞も普及した。幸若舞は、信長が愛好したことで知られている。例の「人間五十年夢幻の如くなり」は、幸若舞「敦盛」の一節である。


説経の世界
● さんせう太夫(山椒大夫―安寿と厨子王の物語)
● 説経「をぐり」(小栗判官)
● ボートシアター公演 「小栗判官照手姫」
● 説経「かるかや」(刈萱―中世人の遁世観)
● 説経「しんとく丸」(観音信仰と被差別者の絶望と救済)
● 愛護の若(恋の遺恨と救いのない漂泊)
● 説経の節回し(哀れみて傷る)

幸若舞の世界
● 幸若舞「百合若大臣」(日本版「オデッセイ」の物語)



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