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晩年の西行


治承四年(1180)、六十二歳にして、高野山を降りて伊勢へ移住して以降を西行の晩年ということができよう。伊勢へ移った理由は明らかではないが、激化する源平争乱を逃れるためだったとも言われる。西行自身は、清盛とも頼朝とも何らかのつながりがあったらしいが、どちらへ肩入れすることもなかった。晩年には二度目の奥州旅行をしており、その途次頼朝とも面会している。頼朝は歌人としての西行には関心を示さず、武士としての生き方を聞いたというが、そんな昔のことは忘れてしまったと西行は答えた。なお、有名な「命なりけり小夜の中山」の歌を詠んだのは、この旅行の折のことだとされている。


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