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成島柳北を読む


今日成島柳北の文業を正しく評価するものはほとんどいない。その著作のうち書肆に出回っているのは「柳橋新誌」くらいである。だが、これが今日の若い読者にはとっつきにくいのである。まず文体が漢文調で書かれていて、漢文の素養に乏しい読者には、読むにも相当なエネルギーを要する。しかも硬い漢文の裏側に、徳川時代以来の諧謔が込められていて、一筋縄の表現ではない。しかし忍耐強く読み進んでいくと、これが滅茶苦茶に面白い。その面白さは、ひとつには言葉遊びの精神に、もうひとつには時代に対する批判の精神に由来していると、筆者などは考えている。そんな成島柳北の洒落た文章を堪能してみたい。

成島柳北の西洋旅行記
パリの成島柳北
成島柳北と朝野新聞
成島柳北の投獄記
辟易賦:成島柳北讒謗律を風刺す
柳橋新誌:成島柳北の時代批判
成島柳北「航薇日記」
柳北仙史熱海文藪

永井荷風の成島柳北論





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