日本語と日本文化


森鴎外


森鴎外の晩年における創作活動は、今日歴史小説といわれているものに収束していく。鴎外は大正元年五十一歳のときに、明治天皇の死に対してなされた将軍乃木希典の殉死に触発され、「興津弥五右衛門の遺書」を書くのであるが、これがきっかけになって、殉死に象徴される権力と個我との緊張について思いをいたすようになった。阿部一族以下次々と書き継いだ歴史小説は、その思いを深化させ、検証していく過程ともいえる。 森鴎外がこれらの作品を通じて訴えかけようとしたものとは何か。鴎外の思いを、晩年の作品を中心にして読み解いていきたい。

● 森鴎外晩年の歴史小説
● 興津弥五右衛門の遺書:森鴎外、乃木希典の殉死を弁蔬す
● 森鴎外「阿部一族」:殉死に見る封建道徳の打算的側面
● 佐橋甚五郎:鴎外、男の意地を描く
● 護持院原の敵討:鴎外、忠君愛国思想を斬る
● 大塩平八郎:大逆事件と森鴎外の体制批判意識
● 森鴎外「安井夫人」:女の生き方
● 森鴎外「山椒大夫」:献身の愛
● 鴎外の史伝三部作:石川淳「森鴎外」に寄せて
● 森鴎外「渋江抽斎」
● 渋江抽斎の妻:森鴎外理想の女性像
● 森鴎外「伊沢蘭軒」
● 「伊沢蘭軒」に見る鴎外の歴史意識
● 森鴎外「北條霞亭」:文化文政時代の精神を描く
● 森鴎外の独逸日記
● 森鴎外の舞姫始末記

● 加藤周一鴎外・漱石論

    


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